『桐島、部活やめるってよ』 朝井リョウ [本]
この本を手にする前にAmazonのレビューを読んでいたら
「読むなら高校生か高校生の子供のいる親。」
であるとか
「奥行きがない」
とかあんまり評判芳しくなくて
「う゛…孫のいる身が読んでいいのか?おもしろくないのか?」
とおそるおそるページを繰ったんだけど…
え~?すごくよかったんだけど?
私にはすごくすごくおもしろかったんだけど?
その…高校生だったら感じるであろう様々が
目の前の本に詰まってることがすごく愛おしくて…。
5人の高校生を中心に内側から描いて また外側からも描く。
お互いが親しい間柄でないことが外側から描く意味を大きくしてる気がする。
公式サイトhttp://www.shueisha.co.jp/kirishima/の中で
石田衣良が朝井リョウとの対談していて
女性視点の文章がちゃんと書けるというのは、すごく大きい。
と言っているけれど、そう!そうなの!
この人男でしょ?なのになんでこんなに描けるの?って思った!
楽しみだなぁ。この作家!岐阜の出身であるのも親しみ湧く^^
石田衣良が
就職はしといたほうがいいのはいいよね。
学生作家でデビューして、そのままいっちゃう人の書くサラリーマンって、
もうCIAの諜報員みたいだから(笑)。その意味では、会社員をやっておいていいとは思う。
って言ってるし(笑)就職するんだろうな。
就職して、社会をちゃんと見て、人間をいっぱい見てまたいいもの書いて欲しいな。
楽しみ^^
この本を図書館で借りるときに 係の人から
「すごく待ったんじゃありません?」
って珍しく声を掛けられたんすよね…。
ん?たしか40人待ちぐらいだったけど、そんなにすごいことなのかな?って思って
「いや~(400人待ちの)『天地明察』ほどじゃないと思いますけどw」
って答えておいた。
家に帰って名古屋市の図書館のサイトで確認したらあらま、予約数300超えてる(;^_^A
何があったのかしら…(笑)
ちょこちょこと記事で取り上げられるんですが
先日も新聞で地元(岐阜)の注目作家って載ったんですよね。
たぶんそれで一気に予約数伸びたんだと思います。
by つるこ (2010-06-19 20:43)
>つるこさん
そうだったんですね。
新聞で紹介されてましたか!
岐阜の言葉に精通してるわけじゃないんですが
私が自然に受け入れられたのは
岐阜の地元の言葉で語られてるのもあったかもしれません。
私、文庫になったら買おうと思ってます。
by kuroneko (2010-06-19 23:18)