『シューマンの指』 奥泉光 [本]
う゛~~!なんちゅうっ!なんちゅう結末じゃ!
音楽の中にミステリーが織り込まれている。
そう思って読んでいたけど
いやいや、しっかりミステリーだし。
たまらんぞい。こりゃ!
読み終えてしばらくたつのに…叫びたくなる。
ひぇぇぇぇっ!まぢかよっ!
最初は喧嘩を売られてるのかと思った(笑)
音楽の話の難解なこと。
あ~~だからクラシックってワカンナイんだよ。
ワカッテルヤツから見たらワカンナイヤツはカボチャにしか見えないんだろうよ。
どーせ、私はカボチャだよ。
って拗ねたくなるくらいに(笑)
チャイコフスキーにもショパンにも喧嘩売ってるし(笑)
誰が振っても「感動的」に盛り上がる、チャイコフスキーのごとき凡庸な音楽と
シューマンは根本から違うのだ。
P.14
この1週間。たった1枚持ってるシューマンのピアノ協奏曲をリピートしてみたけど
全然ワカラン(笑)
ワカル人が読んだらワカルんだろうなぁとちょっと羨望…。
でもそれよりも物語の世界へはどんどん引き込まれる。
まさしくミステリー。
でもでも本当のところ…音楽のなんたるかに迫りたかったんだろうな…とも思う。
うーん…シューマンを聴きつつもう一度ページを繰ってみようかと思う。
くらーくなりそうだけれど…。
タグ:音楽ミステリー
2010-10-08 22:15
コメント(4)
こんにちは。
面白かったけれど、不思議な小説でした。
どこからどこまでが現実なのか・・・。
結局あの晩「幻想曲」を弾いたのはだれだったのか?
考えれば考えるほどわからなくなります。
作中のシューマン論はかなりハイレベルで刺激的でした。
by 木曽のあばら屋 (2010-10-15 07:18)
木曽のあばら屋さん
申し訳ございませんでした!
コメントいただいたときのメール通知設定がうまくいかなかったようで
今日までコメントいただいていたことに気がつきませんでした。
お詫び申し上げます。
私は「幻想曲」を弾いたのは本人だったのだと思っていましたが
違いますでしょうか。
あの夜のみ自分でも酔いしれるほど弾けたのか
それも幻想だったのか…と…。
でも今考えると恐ろしい話です…。
シューマン論が刺激的とは!さすが木曽のあばら屋さん!
私にはもう何がなにやらチンプンカンプンひえぇぇぇぇっ!って
感じでした(;^_^A
最後に、本当に申し訳ありませんでした(>_<)
by kuroneko (2011-01-13 21:14)
こんにちは、私もすみません、コメントのお返事に今日気がつきました。
「シューマンの指」、とっても堪能いたしました。
シューマンの音楽のアブナイところが見事に描かれていたと思います。
最近、中山七里さん読まれたのですね。
2作目の「さよならラフマニノフ」もとても面白かったです!
by 木曽のあばら屋 (2011-03-05 23:43)
木曽のあばら屋さん
コメントありがとうございます。
先回は本当に申し訳ありませんでした。
今回はすぐにコメントいただいたこと分かりました^^
>シューマンの音楽のアブナイところ
ですか!なるほど~。
機会があればもう一度本を手にして
シューマンの曲を聴きつつ読んで見たいです。
「さよならラフマニノフ」おもしろいですか?
読みます(^_^)v
どの曲が出てくるのか楽しみです^^
by kuroneko (2011-03-06 10:55)