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『人斬り以蔵』 司馬遼太郎 [本]

人斬り以蔵 (新潮文庫)

人斬り以蔵 (新潮文庫)

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1969/12
  • メディア: 文庫
20年前ほどに1度読んではいるんだけれど
NHKの「龍馬伝」を見て
というか、佐藤健の岡田以蔵を見て(笑)もう一度読んでみようかと…。

佐藤健の岡田以蔵は美形だし、切なくもあり、魅力的だったけれど
実際はどうだったんだろう?

この本の以蔵はこの表紙絵のように獣のよう。
そして武市半平太との関係も決して美しくない。
だからかえって…さらに悲しい。

存在がボロ切れのよう…。

他にも短編が7編。
関ヶ原の頃や幕末の動乱期の、決して華やかでない人たちの話。

昔はそれほど面白いと思わなかったけれど
年齢を重ねた今、
人生それほど長くないんだと思う今、
読んでみると、半身が冷たい秋風に吹かれる。そんな感じで深く残る。


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