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船に乗れ!Ⅲ [本]

やっと…やっとⅢを読めました。

船に乗れ! (3)

船に乗れ! (3)

  • 作者: 藤谷 治
  • 出版社/メーカー: ジャイブ
  • 発売日: 2009/11/05
  • メディア: 単行本

 

Ⅰの冒頭にあった

ボーイング747に乗っていたら「ノルウェイの森」が流れてきたわけでもない

このくだりに、くすっと笑ってしまったこと。
え?なに?「ノルウェイの森」?「ノルウェイの森」的話?と苦笑してしまったこと。
それを申し訳なかったと思っています。

身を削るようにして書かれたものだと思うから。

いろんな傷が痛い…。

そして過去を思い出すように書かれていながら
演奏の最中の熱さはまさにその「さなか」にいるように感じる。

 

音楽をね、またいっそう愛おしく感じるようにもなりました。

作品中、知ってる曲はほとんどなくて、
読みながら…曲を知りたい!聴きたい!って焦燥感バリバリなんだけど
先を読みたい!って気持ちが勝っちゃって(笑)
曲をまだ知らずにいる。

これから曲を聴いていきたい。

まずはサトルがこの世のすべてのピアノソナタの中で一番好きな
ベートーヴェンのピアノソナタ第28番、イ短調
そして
グラナドスのスペイン舞曲 アリシア・デ・ラローチャ のCDがいいのかな?^^
グルックの「精霊の踊り」

もちろんバッハの「ブランデンブルグ協奏曲 第5番」
モーツァルト「ジュピター」「ハフナー」

etc.

 

最後に…一番心に刺さったくだりを…

鮎川がどんなに練習し上達しても届かないものが、南のヴァイオリンにはあった。

きっと…
なんでもそうなんだ…

どんだけ…高みなんだ…

 

 

 

 


そうそう…私の好きな登場人物を…
サトルのおじいさんと
沢さん

 


タグ:船に乗れ!
コメント(6) 

コメント 6

木曽のあばら屋

こんにちは。
読まれましたか。
私のHPに、作中で使用された曲をいくつかリンクしてあります。
もしよろしければ・・・。
   ↓
http://www.h2.dion.ne.jp/~kisohiro/fune.htm
by 木曽のあばら屋 (2010-03-28 08:34) 

kuroneko

木曽のあばら屋さん こんばんは!

やっと読みました。
(図書館30人待ちクリアですが今はもう90人待ちのようです^^;)

今まで木曽のあばら屋さんのHPで「船に乗れ!」のことを
読むことを自制してきたのですが読了しましたので解禁し
訪問させていただきます(^-^)

楽しませていただきます。よろしくお願い致します^^
by kuroneko (2010-03-28 22:17) 

木曽のあばら屋

たびたびこんにちは。
藤谷治さんのチェロが盗難にあったそうです。
この名作小説の原動力になったチェロを盗むなんて!
心ないことをする人がいるものですね。。。

藤谷さんの日記です
   ↓
http://www.ficciones.jp/shimokitazawa_nikki.html
by 木曽のあばら屋 (2010-03-29 22:23) 

kuroneko

木曽のあばら屋さん こんばんは
なんということでしょうね!
チェロを盗んでいくなんて…。
「船に乗れ!」を認識して、藤谷さんを認識してのことでしょうか。
許せませんね(>_<)
by kuroneko (2010-03-30 21:19) 

木曽のあばら屋

こんにちは。
藤谷治さんのチェロ、無事戻ったようです。
よかった・・・。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100513/crm1005131744023-n1.htm
by 木曽のあばら屋 (2010-05-13 18:38) 

kuroneko

>木曽のあばら屋さん
ありがとうございました!
よかったですねぇ^^
顔見知りが犯人ってのはなんとも嫌な感じですが…^^;

そうそう!「再会」読みました!
このチェロの存在の大きさをさらに深く感じました!

…伊藤君のフルート…聴いてみたいなぁ…

by kuroneko (2010-05-13 22:39) 

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